2002


 クリスマス・イヴ燭火礼拝 12月24日(火) 

 この写真はアキくんが撮影してくれた
下手(向かって左手)側でガウンを着ているのがD.H.のメンバーたち。リーダのともはるくんはピアノの陰に隠れてて見えないけど、ちゃんと演奏してるんだよ。。
 とても素敵なクリスマスイヴの夜。新聞やこのホームページでキャンドルサービス(燭火礼拝)を知った方々が、沢山来てくださった。教会信徒以外にも、若いカップル、熟年カップル、お独りの方、家族連れの方々が沢山来てくださった。
 礼拝は、ラジオドラマ風に朗読劇をしながら、合間合間にDavid's Harpオリジナルのクリスマス曲を織り交ぜ、ページェント(聖降誕物語)の時が流れていった。声優をした信徒たちは皆仕事で忙しくしていて、たいした練習もできていなかったんだけど、どうしてなかなか、プロ顔負けの演技力。一応、OHPで紙芝居風にはしてあったんだけど、中には目をつぶってご自身のイメージを膨らませていた方もあったようだった。
 この夜歌ったD.H.のオリジナルソングは「神のみどりご生まれたもう」「羊を守る牧人たちは」、そして「ノエル・バースナイトの3曲。中でも、「ノエル・バースナイト」は、今年この日のために新たに創作した歌で、本邦初公開の歌だったが、練習で全員がそろうことが一度もなかった割にはまずまずのできだったんじゃあなかったかなと思う。これから毎年歌いながら、少しずつ板に付いてくるんじゃあないかと思っている。
 それから、「ノエル・バースナイト」では、活動休止中のあきこさんの穴を埋めるべく、音大ピアノ科出身の西尾悦子姉妹がピアノ伴奏者としてデイヴィッヅに参加。作曲者の僕としては、単純な伴奏のつもりで楽譜を書いたんだけど、ともはるくんに言わせればかなりテクニックを必要とするらしく、それをいとも簡単に伴奏する西尾姉妹は、どうやらとっても凄い人らしい。僕らの教会には”爪を隠した能ある鷹”が、けっこういるのかもしれないと思った。ちなみに、3曲ともオリジナル歌集ページで部分試聴できるので、聴いてみてください。

 ところで、右の写真はクリスマス・メッセージをする鳥取福音ルーテル教会勝原忠明牧師。イエス・キリストがご降誕なさった人類に対する意味を分かりやすく説いてくださった。きっと、未信徒の方の心にも愛のメッセージが届いたことだろう。いつも思うことだけど、勝原牧師のメッセージって、優しいんだよね。優しいって、「人」に「憂い」って書くけど、牧師自身、1年半前に奥さんを亡くされて、深い深い憂いを味わっておられるからなんだと思う。神様はそんな深い憂いを以て、ひとり子イエス様を地上にお送りくださったんだよね。送った先の人々の手で十字架にかけられると知りながらね・・・。 


 老人ホームでキャロリング 12月23日(月) 
 昨年も出かけたんだけど、今年も鳥取市内にある老人福祉施設「幸萌苑」から、クリスマスのキャロリングに来てくださいとのお誘いをいただいた。同苑には僕たちの教会の長老がご夫婦で入苑し生活しておられる。昨年は、長老ご夫妻の見舞いをかねて慰問のつもりで行ったミニコンサートだったんだけど、今年は長老ご夫妻の方から「苑の他の方々にも是非ともクリスマスの讃美を聴かせてあげたい。」との意向で、苑に働きかけられて引き続き2年目のミニコンサートとなった。今年は、僕たちDavid's Harp に賛同してくれた信徒の方々を含めて12人で訪問し、すべてア・カペラで歌った。もちろん歌は、すべて讃美歌。DHのオリジナルソングは歌わなかったけど、お年寄り方には聞き慣れたクリスマス讃美歌の方が良いだろうとの配慮からだった。それぞれの思いを胸に、真剣な眼差しで僕たちの歌を聴いてくださった。

 キャロリングを終えて、手作りのケーキを振る舞っていただき、長老ご夫妻も喜んでくださった。皆さんが口々にお礼を述べてくださったが、僕たちの方が神様に感謝すべき時間だった。


 アキくんアキちゃん結婚お祝いの会 11月24日(日) 
 1週間の新婚旅行を終え、職場に復帰して1週間。疲れ切って教会にやってきたアキくんとアキちゃんに、教会のみんなで畳みかけるようにお祝いの雨霰。でも、二人の表情は引きつってはいなかったし、本当に心から喜んでくれたんじゃぁないかな。
 デイヴィッヅ・ハープもまたまた歌うことに。この時は、「祈ってごらんよ」「大きな緑の木の下で」を歌うことにしていたんだけど、このホームページを見ていた人から、是非アキちゃんのために創ったっていう「LaLaLaハレルヤ」も、というアンコールに応えて計3曲を歌わせてもらった。もちろん、最後に歌った「La.La.Laハレルヤ」はみんなで大合唱に。でも、この日は久々にPA(マイク&スピーカー)無しで歌ったんだけど、アコースティックな響きもなかなかいいもんだなぁって、改めて思った。この際、路上ライブでもやろうか・・・「ゆず」に対抗して、「渦」なーんちゃって冗談。

 ところで、新婚旅行の二人のエピソード。ニューカレドニアで二人は大きな緑の木を見つけたんだって。それで、その木の下で「おおきーなみどーりの木の下でー」って、歌ったんだって。へーっ、「そのまんまやないか!」って、ちょっと思ったけど。デイヴィッヅ・ハープの歌声が海外に響いたかと思うと、なんだか感無量って感じ。
 いつか本当に、乞われて海外演奏に行けるようになったらいいなぁ・・・なんて、あらぬ夢を想像したりなどしたのでありました。


 ファミリー礼拝・こども祝福式 11月10日(日) 
 この日の礼拝は、教会学校の子どもたちや教会で七五三をしたいと願う一般の方々と合同のファミリー礼拝になった。だから、普段の礼拝と違って、とってもにぎやかだったんだけど、毎年このファミリー礼拝で僕たちデイヴィッヅ・ハープも歌わせてもらってて、「イエスは僕を愛してる」「だから僕は信じてる」の2曲を歌った。どちらも、ファミリー礼拝に寄せて子どもたちのために作った歌で、「だから僕は信じてる」は、この日のために今年作ったばかりのもの。歌の中で、<遠く遠く離れた、日本の鳥取で>と作詞してるんで、教会学校の子ども達が続けて歌ってくれたらいいなぁって、思った。 


 メンバーのアキちゃん結婚 11月9日(土) 
 一昨年のクリスマスからヴォーカルとして参加していたアキちゃん。昨年のクリスマスにメンバーに紹介してくれたアキくんとゴールイン。アキちゃんアキくんは二人とも公立小学校の先生。今は違うけど、昨年度まで二人は同じ小学校に赴任していたんだ。学校は離ればなれになっても、愛を育ててたんだなぁ。いくらアキ同士でもアキアキするなんてこと、二人にはなかったんだね。いやー、めでたい、めでたい。アキくんは、6月のチャペルコンサートにも来てくれて、コンサート後の機材の搬出とか、スナップ写真撮影とか、いつの間にか色々と手伝ってくれてたんだ。ホントにいいヤツと巡り会って、アキちゃんは幸せだなーって思った。神様に導かれて惹かれあった、まさにベストカップルだと確信したね、僕は。

 結婚式は、もちろん鳥取福音ルーテル(キリスト)教会
バージンロードを歩き始める時から新婦のアキちゃんもエスコートするお父さんも、ジーンと来てたみたいだったね。新郎のアキくんは感激するよりも、それまでの準備やら何やらでちょっと疲れてたのか、ようやく当日を迎えてホッとしたんだろうね、少しボンヤリしてたかもしんない。でも、幸せをしっかりと、かみしめていたみたいに見えた。新婚旅行は、「天国に一番近い島」で有名になったニュー・カレドニアで真夏の海を満喫。でも、二人の熱で海が沸騰したかもね。


 リーダーのともはるくんは、勤めてる学校の文化祭があって、残念ながら、一緒に演奏することができなかった。料理、最高に美味しかったのに・・・・
 披露宴で、是非miniminiライブをやってほしいって二人からの申し出があって、機材の搬入も大変だし、「カラオケでいいなら、いいよ!」って答えてたら、どうしても生で演奏してほしいって言われて、メンバーみんな仕事もってて準備をどうしようかなって思ったんだけど、二人にとっては一生に一度のことだもんね、ちょっぴり仕事を早めに上がらせてもらって、前日の夜に機材をホテル・ニューオータニに搬入することにした。PAのスピーカーが重くって、ちょっと腰が痛かったけど、ホテルに台車を借りて持ち込んだ。セッティングを済ませてから、前夜はそれぞれ家に帰った。

 披露宴では、「マイ・ベスト・パートナー」と、この日のアキちゃんのために創った「LA.LA.LA・ハレルヤ」の2曲を歌った。
 1曲目の「マイ・ベスト・パートナー」はメンバー5人で歌ったんだけど、アキちゃんは感激のあまり、今にも泣き出しそうになりながら歌に聴き入っていたなぁ。2曲目は少しアップテンポの明るい歌。「LA.LA.LA・ハレルヤ」は、新婦のアキちゃんを雛壇から呼んで、一緒に歌ってもらった。そして、披露宴会場に来てくださっているお客様にも「ラララ・・・」と、バックコーラスをしてもらって会場全体で大合唱になった。メンバーから、僕の「MCが長い」ってクレームがあったけど、「あれは、歌とは別にスピーチもお願いしますって言われてたんだよ」と、釈明したら許してもらえた。


讃美夕礼拝10月20日(日)

 写真には写ってないけど、あきこさんも右の方でピアノを弾いてるんだよ。


 熱唱する向日かおりさんの前に写ってるのは、リーダーのともはるくんだ。
 国民文化祭で鳥取に公演に来られたゴスペル・シンガーの向日かおりさんから、「コンサート当日は公演で礼拝に出席できない」ということで、私たちの「鳥取福音ルーテル(キリスト)教会の夕刻の礼拝に出席したい」との嬉しい申し出があった。鳥取教会では普段、日曜日の夕刻に礼拝はしていないんだけど、向日さんの申し出を受けて教会で話し合って、特別に夕刻の礼拝を行うことにした。

 教会員ばかりでなく、一般の方々にもご案内して、David's Harpのオリジナル・ソングによる讃美を中心に礼拝の時を持った。向日さんには、春に私たちの教会でゴスペル・コンサートをしてもらったんだけど、その時に「今度は、生のDavid's Harpを聴かせてくださいね」って言ってもらってたこともあって、この企画が実現したんだ。

 この夜の礼拝の勝原忠明牧師のメッセージは、日本キリスト教団・鳥取教会の教会学校でオルガンを学び、作曲家として「ふるさと」を作曲した岡野禎一の信仰と、宗教改革者マルティン・ルター(ルーテル)の教会でオルガニストとして働きながら、数々の宗教音楽を世に送り出したヨハン・セバスチャン・バッハの信仰についてのメッセージだった。
 考えてみれば、ルーテル教会は歴史的に見ても、それまで聖歌隊にしか許されていなかった讃美(ラテン語)を、自国の言葉で大衆が歌えるものとして改革した、まさに歌によって広がった教会だったんだってことを、改めて思い起こした。ルターって、あんまり知られてないけど、現代の楽譜の原型を作った人でもあるんだよね。

 讃美夕礼拝には一般の未信徒の方々や、同市内にある他のキリスト教会の方々、市民ゴスペル・クワイアのメンバーの方々が、教会信徒よりも多く来て下さった。

 讃美礼拝の最後には、会衆として座席に座っておられた向日かおりさんが、飛び入りで1曲歌ってくれた。
 プロの方にタダで歌わせてしまって大変申し訳なく思ったんだけど、かおりさんのご厚意に心から感謝・感激・雨霰(あられ)なのでありました。
 そして何より、沢山の方々に私たちの讃美を聴いていただけたこと、共に讃美をしていただけたこと、かおりさんが私たちの教会を選んで礼拝に来て下さったこと、そうした出逢いを共有できたことが、最も嬉しい時間だった。