たましいの故郷(ふるさと)
作詞 下田ひとみ
作曲 YACCO
1982.6
ここは魂の故郷 ここから出て行き またここに帰ってくる ここは魂の故郷
独りぼっちの暮らしの中で 神様が見えない日があった
扉を閉ざした暗い部屋 時計の音だけが響く日曜日
窓辺のアザレアはひたむきに赤く咲くのに
壁に向かって一日中 遠い瞳(め)をしていた僕
<間奏A>
ある日夜明けに幻を見た 僕のために祈る君の姿
心を注いで願う君 僕らの交わりを僕の祝福を
枕 は 濡れてゆく 忘れてた熱い涙で
目覚めた後に鮮やかに 神の想い知らされた
ここは魂の故郷 ここから出て行き またここに帰ってくる ここは魂の故郷
<間奏B>
今は聞こえる神様の声 君のもとに帰るその導き
二人がしばらく離されて 独りでいたことは時が巡り逢い
僕らが 真実に 出逢うため二人お互いを
取り戻すためいつまでも 心結びいつまでも
ここは魂の故郷 ここから出て行き またここに帰ってくる ここは魂の故郷
ここは魂の故郷 ここから出て行き またここに帰ってくる ここは魂の故郷
ここは魂の故郷 ここは魂の故郷
DHのナンバーの中で最も古いオリジナル讃美です。今から二十数年前、僕がまだ大学生だった頃、ゴールデンウィークに帰省した折りに、当時鳥取福音ルーテル教会員だった下田ひとみ(小説家)さんがこの詩を僕に託されました。 下田さんは当時青年会のメンバーで、教会の若者(健ちゃん康ちゃん頼ちゃんの三羽ガラス)が口々に「教会って、魂の故郷みたいなところだなぁ」と言っていたことから、この詩を書き上げられたのでした。 当時、流行していた”あみん”というグループの「待つわ」みたく、女性デュオで歌う讃美としてイメージしながら作曲し、西日本聖会で初演したことを覚えています。しばらく歌われていなかったのですが、2002年にDHのナンバーとして復刻しました。教会のテーマ曲として信徒の皆さんが大切にしてくださっている歌です。 |