Retreat
退去・黙想
作詞 YACCO
作曲 YACCO
2005.10
肩を落と して 首をうな だれ あなたは泣いているの
抱えきれない重荷を背負い 涙で耐えている
今は誰も 手さえ差し伸べる 者はないと言うけど
きっと傍(そば)で あなたを見つめている
そう、独りじゃない その重荷下ろす
イェス様が いる
降りしきる雨 ずぶ濡れのまま あなたは佇(たたず)んでるの
凍てつくように 冷えた心で こごえて震えてる
今は誰も肩を抱き寄せる 者はないと言うけど
ずっと傍(そば)で あなたを待ち続けて
そう、独りじゃない その魂(み)温める
イェス様が いる
押し寄せる波 世間(ひと)の声(ことば)に あなたは流されてるの
顔を無くして 声を失い 人混みに埋もれて
もはや何処も 自分取り戻す 場所はないと言うけど
喧騒(まち)を離れ 十字架に跪(ひざまづ)けば
もう、独りじゃ な い 今 祈りのなか
イェス様といる
2005年10月、鳥取福音ルーテル教会にバイブルキャンプ場長のハウゲン宣教師と奥野さんご夫妻をお招きした折り、ハウゲン先生からリトリートについていろいろと教えていただきました。岡山県真庭市蒜山に、西日本福音ルーテル教会のリトリートセンター「ベツレヘムロッジ」があるんですが、そのイメージをボサノバのリズムに乗せて作詞作曲したのがこの歌です。少し大人っぽいメロディーの、しっとりした曲に仕上げてみました。 わたしたちにとってキリスト教会はこの世からリトリート(退去、退却)する場。日曜毎に退去し、主と、兄弟姉妹との交わりの中で、重荷を下ろし、傷付いた翼を休めます。キリスト教会がそのような場であることを知らない方々のために、この歌を届けたいと創作を思い立ちました。 同年12月11日(日)蒜山福音ルーテル教会主催のクリスマスコンサートに招かれて、初演し、蒜山の皆さんに「蒜山のテーマ曲ですね」と大変喜んでいただきました。 |