男の鎧
作詞・作曲 YACCO
'07.1.17
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周りには迷惑ばかりを 掛け通しのこの俺が
神の子になるなんて
昔を知ってるダチも親も 大切なあの人さえも
信じようと しないけど
背中に背負ってる数え切れない
罪をみなキリストが十字架で
俺の身代わりになって尊い 血潮を流して祈り
死んで贖(あがな)ってくれた
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弱みなんか見せられないさ 男は強くなけりゃと
そぅ思って生きてきたけど
神様はすべて御見通しさ どんなに繕ってみても
怖がりだって知れている
この手に染み込んだ 洗い切れない
罪への恐れを隠しながら
突っ張って強がって 心を刃と固い鎧で武装し
生きる人生は もうやめよう
突っ張って強がって 心を刃と固い鎧で武装し
生きる人生は もういらない
弱い自分誇り 生きてゆく
主にこの身を任せ 生きてゆく
| 2006年のクリスマス。DARC(Drug Addiction Rehabilitation Center)のメンバーの男性が洗礼を受け神の子として迎えられました。 元ヤクザでヤクの売人だった彼。自身もドラッグに侵され、DARCで禁断症状と闘いながら治療を続けています。キリストが、罪人のために人の子となって降誕されたクリスマスに執り行われた彼の洗礼式は、とても感動的なものでした。 1998年以降我が国の自殺者が急増し3万人を超えて2003年には3万4千人に達しています。人口10万人あたりの自殺者数でみると先進国G7諸国中で1位で、その70%強が男性です。これは、いのちの電話への相談者の2/3が男性であることにも符合しています。 「強くなければならない」「強くあり続けなければならない」、そんな男性固有のイメージによって苦しんでいる方々が多くいらっしゃるように思います。突っ張って強がって心に鎧をまといながら必死で生きている世の男性に、鎧を脱ぎ主に委ねる人生を奨めたくて、DARCで救われた彼の心情に重ねながらこの歌(讃美)を書きました。 |