Live
-生きて-
作詞・作曲 YACCO
2005.1.25
急ぎ足で歩いている 人の波に押されながら
振り返らず立ち止まらずに 自分を殺してただひたすらに
人に躓(つまづ)き倒れたり そびえる壁に立ち竦(すく)むと
思い出すのは あの頃の無邪気な心
愛されて、そして愛してた 何も見返り気にせずに
いつだろう、いつからだろう 思い出にしたのは・・・
急ぎ足で歩いてきた 人の眼差し気にしながら
噂、陰口、囁(ささや)きに 自分のことかと思いめぐらせ
怯(おび)え震えて恐れたり 疑い不安に生きるより
いっそ死ねれば どんなに楽かと思う前に
聴いて欲しい キリストの愛を 今もあなたを愛してる
価(あたい)高く、掛け替えない 魂と生命を
だから今は生き急がずに 傷んだ心を抱きしめて
信じること、まだ棄てないで 幼子のように委ねてゆける
十字架に付けられ人々に 唾をかけられ蔑(さげす)まれ
この世の誰より傷付いて 生命を棄(す)てた
だからこそ あなたの傷みに 涙とともに寄り添える
今もなお 生きている キリストとその愛
いつまでも、変わることない キリストを信じて・・・
我が国における年間の自殺者が30,000人を超えたと最初に報じられたのがたしか2001年頃のこと。交通死亡事故死を優に超えるその数に、驚かずにはいられませんでした。なぜなら、3万人の死者の影には一人ひとりの死を悼む数倍に及ぶ家族が存在するからです。その意味では、毎年9万~20万人の方々が悲しみ傷んでいることになります。 2001年当時から、そうした自ら死を選択してしまう人々にこそ、生きている間にキリストの愛を伝える歌を創りたいとの願いを温めていました。 それから5年。単純計算でも2001年から数えて15万人を超える人が自ら命を落とし、100万人の家族親族がその傷みを嘗めていることになります。インターネットを通じて出会った、あるクライエントとのカウンセリングの中で紡がれた言葉を素に、ようやくこの歌が完成しました。 2008年10月にノルウェーに讃美奉仕のため1ヶ月間招待された時、インゲル・ヴァルボ宣教師にこの歌の意味を翻訳してもらうよう依頼しましたが、主語が分からないから翻訳が難しいと言われました。そう言われてみると、確かに僕は主語をぼかして作詞する癖があるようです。それは、”わたし”として歌ってもらったり、”あなた”に向けて歌ってもらったり、その時と状況で自由にイメージしても歌ってもらったり、聞いてもらいたい思いがあって敢えてそのように創作してあるんですが、それではノルウェー語では伝わらないと言うことが分かって、一度英文に翻訳し、その英文をヴァルボ宣教師にノルウェー語に直してもらいました。 その時用いた主語が、1番「わたし」、2番「あなた」、3番「わたしたち」です。 |
Tekst&Musikk: Manabu Yamashita2005.1
Norsk tekst: Inger Valbø, 2008
Text&Music: Manabu Yamashita2005.1
Englishtext:YACCO, 2008
(1)
I am walking at a quick pace, being pushed on people's wave.
I have walked hard, without turning round.
I faked myself and have walked desperately.
It became impossible for me to often trust people.
And I sometimes fell.
I was petrified in front of the large wall.
I remember, when I was young and innocent.
At the time, I was loved by surrounding adults and loved all.
I at the time did not ask for collateral, and was not worried.
It will be from when that I made it past myself.
(2)
You have walked at a quick pace, caring about how people look.
When hearing a rumor and backbiting,you were worried that people are probably talking about you.
You are frightened uneasy, and tremble and are afraid.
You said, "I would like to die rather than living suspecting people."
However, before you think so, I want you to hear Christ's love.
Christ loves you today also.
Christ loves the irreplaceable soul and life with your high worth.
(3)
Therefore, we should live without hurrying.
We give a tight hug to the heart of the self which got damaged.
We must not give up what is believed.
We can entrust self to Christ just like a young child.
We the human beings vomited and scorned spittle to Christ,
and attached to the cross with the nail.
Christ got damaged and died rather than whom of the world.
Therefore, Christ can sympathize with however deep sadness and a pain,
and can shed tears together.
Please still live and trust Christ of the revival to require.
And please believe Christ's love.
Christ does not change forever.